イイフォン国について

いつもの日常にちょっとした変化を。
ちょっとした変化は少し幸せな気分に。
とある島のとある王国『イイフォン』は、
あなたにイイ感じに“フォント”する。

焦がしやの焦がし豆が
生まれるまで

〜焦がしすぎてしまった珈琲豆の物語〜

まだだれも知らない島国イイフォン。
この国の王さまは誰にでも優しく語りかけます。
王さまがいつもの時間にやって来たのは、街に1つしかない珈琲店。

辺りを包む香ばしい香りの中、珈琲店の主人がアタマをかかえて泣いています。
………。

………。

王さまはとても優しく訊ねます。
どうしたのですか?

どうしたのですか?

今日入ってきた豆を煎っていたのですが、途中で居眠りをしてしまい…。

今日入ってきた豆を煎っていたのですが、途中で居眠りをしてしまい…。

主人が指したその先には壊れた焙煎機、そして手には黒い黒い珈琲豆。
こんなに焦がしすぎては、豆本来の味が失われいつものコーヒーを淹れることができません。

こんなに焦がしすぎては、豆本来の味が失われいつものコーヒーを淹れることができません。

………。

………。

どうしたものかと王さま…。
今日はその珈琲豆で淹れてもらえますか?

今日はその珈琲豆で淹れてもらえますか?

そんなわけにはまいりません!

そんなわけにはまいりません!

と店主は一度断りますが、焦げた珈琲豆でコーヒーを淹れてみることに…。
いつもと同じコーヒーカップに、いつもと違うコーヒーが注がれました。
主人が見守る中、ひと口飲む王さま。
んっ!?

んっ!?

とても濃厚なニガ味が口の中に広がり続けます。
そして、もうひと口。
なめらかな舌触りと深いコクも感じます。
広がる香りとニガ味の後からやってくる少しの甘味...
いつもより時間をかけて飲み終えた王さま。
いつもと異なる気分は、少し幸せも感じます。
またこのコーヒーを飲みたいのですが…。

またこのコーヒーを飲みたいのですが…。

こうして焦がし過ぎた珈琲豆は、イイフォン名物焦がし豆コーヒーとなり、これを提供するお店『焦がしや』が誕生しました。

遊びにきなよイイフォンに お立ち寄りなよ焦がしやに 飲んでみなよ焦がし豆珈琲

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